みけつくに
御食国 アカデミーとは
Miketsukuni Academy
御食国若狭からはじまる食文化のルーツを学び、体験し、伝え広める。
御食国若狭は、かつて奈良や京都の天皇家・貴族家に食材を供給してきた和食のふるさと。
そこには今も京都の食を支える、美食の数々が伝えられています。
食材を生み出す豊かな自然に感謝する祈りの場と、心を込めて美食を伝えてきた加工技術。
1500年にわたり守られてきた若狭には、日本の食文化のルーツがあります。
御食国とは
「御食国」(みけつくに)とは、古来、天皇が食される海産物を中心とした食物を納めた国のことです。 万葉集においては、伊勢・志摩・淡路などが御食国として詠われるとともに、若狭については、平安時代に編集された「延喜式」に、天皇の御食料である「御贄(みにえ)」を納める国として、志摩などと共に記されています。
また、奈良時代の平城京跡から出土した木簡の中に「御贄(みにえ)」を送る際につけた荷札が発見されていることなどからも、若狭が御食国であったことがうかがい知れます。
若狭は、古くから塩や海産物等を納める「御食国」として、歴史的に重要な役割を果たしてきました。
御食国若狭の特長
若狭から海の幸を京都へ届けるために発達した食品の加工・保存技術や、生命に必須な水や塩の輸送を通じ、若狭は聖なる食を育む国として、不老長寿伝説をも生み出す町として今もその伝統が守られています。
そして豊富な食材だけではなく、大陸や日本海側からの文化を都に伝えた若狭街道は、京の食文化に浸透した「鯖」が注目されるようになり、いつしか「鯖街道」と呼ばれ、現在でもこの道を辿る幸は「若狭もの」として珍重されています。
受け継がれる、御食国の精神と伝承文化
御食国の歴史文化を継承
2018年2月
京と若狭をつなぐ 「御食国アカデミー」創設
御食国アカデミーの主な機能
御食国若狭を応援する地域住民や事業者が一体となり、地域ならではの食文化の新しいコンテンツを開発します。
旅行者やプロの料理人の方など、様々な方が若狭を訪れた時に、食文化を学び、体験できる場・機会を提供します。
食文化のルーツとして、その歴史を踏まえた「食文化都市宣言」に基づく各種事例等を紹介し、食育・食文化の啓発に貢献します。